“春の香り?”の “贈り物”

もう二十数年前の“春”の《デルバラ》である

 

日本銀行新潟支店の脇を通り過ぎ丁字路の突き当たり

木造の古い民家が会場であった

表に小さい木の札で『妻有』とだけ書いてあった

(“つまり”と読む)

 

木戸を抜けて玄関に入り 靴を脱いで10畳ほどの居間に入る

《デルバラ》のメンバーは十人ほど 他に 常連客が二人

常連客の一人はお座敷前の『古町芸妓さん』だった

 

主人が朝早く“山”に入って採ってきた十種類ほどの《山菜》を

一種類ごとに食べ終わってから“てんぷら”に揚げてくれる

             衣は水で溶いただけの“そば粉”である・・・上手かった!・・・

 

               『古町芸妓さん』とも仲良くなり “美味しい酒宴”だった

 

               《山菜》《蕎麦の衣》《銘酒八海山》《古町芸妓》

                “春の香り?”を愉しんだ!